「70歳死亡法案可決」というショッキングな題名の小説を読みました。
おもしろかったです。
丸亀図書館にあります。
国民は70歳になると死亡する義務が発生する、という法律が可決し2年後に施行されるというところから物語が始まります。あとは、読んで下さい。
介護・医療・年金・雇用など、日本が抱える諸問題が一気に解決するというすごい法律ですが、要するに昔の姥捨てです。現実にもできっこない法律です。
それでも、老人介護や若者のニートなどの生々しい現実とそこで起こっている日本人も本音を見事に描かれると、70歳死亡法が非現実的に見えないところに、この本の恐ろしさがあります。
最後には、救いがあるわけですが、それは書かないことにします。
一つ言える事は、自分や家族が死亡するということに直面すれば、日本人は何とかしようと努力したり工夫したりできるという事ですね。フクシマの問題や被災地の悩みも、自分が直面させられないと実感がわかないようです。
介護や若者失業の問題を解決するには、今の社会のルール自体を変える必要があるわけですが、その変えるエネルギーが、「70歳死亡」という恐怖しかないとすれば、少し情けないとも思います。
2012年04月01日
衝撃の「70歳死亡法案可決」
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2010年12月21日
荻原浩にはまる
荻原浩さんの『4度目の氷河期』という本を、事務所にプレゼント(というか古本をまとめてもちこんで)くれた人があって、何も読むものが見当たらない夜に手にとってみたら、これにはまってしまいました。
さっそく丸亀市図書館で4冊ほど借りて、一気に読んでしまいました。
夜が来るのが楽しみで、早く布団に入って読みたいと、楽しい1週間でした。
今日、次を借りてくる予定です。
どれもこれも面白いのですが、印象に残ったのは『ひまわり事件』
老人ホームと幼稚園という、とても身近な舞台で、身近な人たちが意外な事件を起こしてしまう、という面白い小説の見本のようです。
悪徳県会議員が出てくるのもめずらしいです(たいていは市会議員とか市長)。
元全共闘の闘士らしき人が、おそらくは、相当な思い入れをこめて歌うインターナショナルを子どもたちが歌うと、
「ああ きんたましゅまろ われらのもも」
となるところは、 とても気にいってしまいました。
次に歌うときには、必ずそう歌ってしまうでしょう。
どう歌おうが、そこに込められた人の思いこそが大事です。
さっそく丸亀市図書館で4冊ほど借りて、一気に読んでしまいました。
夜が来るのが楽しみで、早く布団に入って読みたいと、楽しい1週間でした。
今日、次を借りてくる予定です。
どれもこれも面白いのですが、印象に残ったのは『ひまわり事件』
老人ホームと幼稚園という、とても身近な舞台で、身近な人たちが意外な事件を起こしてしまう、という面白い小説の見本のようです。
悪徳県会議員が出てくるのもめずらしいです(たいていは市会議員とか市長)。
元全共闘の闘士らしき人が、おそらくは、相当な思い入れをこめて歌うインターナショナルを子どもたちが歌うと、
「ああ きんたましゅまろ われらのもも」
となるところは、 とても気にいってしまいました。
次に歌うときには、必ずそう歌ってしまうでしょう。
どう歌おうが、そこに込められた人の思いこそが大事です。
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2010年03月26日
みおつくし料理帖
高田郁さんの書いた「みおつくし料理帖シリーズ」は今一番売れているらしい。ベストセラーにはいつも出遅れているのですが、妻が買ったので読みました。
おもしろい!!
剣客商売と似た雰囲気で、次が読みたくなり、主人公を応援してしまう。おすすめです。
帚木蓬生 「聖灰の暗号」を読む。一時期はたくさん読んでいたのがどういうわけかしばらく遠ざかっていました。
久しぶりの帚木作品でした。
「三度の海峡」が強いインパクトだったので、それよりはどうしても軽い感じがしますが、それでもやっぱり筆の力があって、読ませてくれます。次は「国銅」です。
おもしろい!!
剣客商売と似た雰囲気で、次が読みたくなり、主人公を応援してしまう。おすすめです。
帚木蓬生 「聖灰の暗号」を読む。一時期はたくさん読んでいたのがどういうわけかしばらく遠ざかっていました。
久しぶりの帚木作品でした。
「三度の海峡」が強いインパクトだったので、それよりはどうしても軽い感じがしますが、それでもやっぱり筆の力があって、読ませてくれます。次は「国銅」です。
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2010年02月07日
日本資本主義を知るために必読の『カルト資本主義』
ジャーナリストの斉藤貴男さんは、最も好きな人の一人だが、『カルト資本主義』はこれまで読んでいなかった。
京セラの稲盛和夫氏が鳩山さんといっしょににわかに表に出てきたので、この本を読んでみた。
もっと早く読むべきだった・・・
松下幸之助さんの松下塾がなぜ日本ではやるのか、とか、中小企業の経営者にはなぜイデオロギー過剰の人が多いのか、とかいった疑問(あくまで私の疑問)に答える道筋が示されていた。
考えてみれば、上部構造は下部構造に規定されるという、唯物史観の基本問題だった。つまり、日本の企業家がニューエイジとか「新霊性運動」といった世界的なオカルトの流れと相性がいいのは、従業員が失いつつある会社への帰属意識を、心の底からの一体感に深めたいという経営者の願望にぴったりだからだ。
斉藤氏のまとめによれば、刈ると資本主義の特徴は次のとおりだ。
1)オカルト的な神秘主義を基本的な価値観とする。
2)西洋近代文明を否定し、アンチテーゼとしてエコロジーを主張
3)個人を軽視し、全体の調和を重視する
4)情緒的感覚的で、論理的合理的でない
5)バブル崩壊後に急激に増えた
6)社会の指導層に多い
7)「無我の境地」とか「ポジティブシンキング}といった個々人の生活信条が、普遍的な真理として扱われる
8)現世での成功を肯定する
9)ナチズムに似た優生学的傾向
10)学歴や肩書きに権威主義的な傾向
11)民族主義的傾向
多くの会社の社訓や社長の信条は、ほぼこの範囲に収まるものが多い。
京セラの稲盛さんの方程式はこうだ、
人生の結果=考え方×熱意×能力
その会社では、決して強制ではない昼夜をとわない自発的仕事で多くの現職死亡が出ているし、子会社や末端では、派遣労働者たちが、「一体である」はずの会社の範疇からもはずされている。
資本家の哲学は、資本主義の法則に反することはない。
京セラの稲盛和夫氏が鳩山さんといっしょににわかに表に出てきたので、この本を読んでみた。
もっと早く読むべきだった・・・
松下幸之助さんの松下塾がなぜ日本ではやるのか、とか、中小企業の経営者にはなぜイデオロギー過剰の人が多いのか、とかいった疑問(あくまで私の疑問)に答える道筋が示されていた。
考えてみれば、上部構造は下部構造に規定されるという、唯物史観の基本問題だった。つまり、日本の企業家がニューエイジとか「新霊性運動」といった世界的なオカルトの流れと相性がいいのは、従業員が失いつつある会社への帰属意識を、心の底からの一体感に深めたいという経営者の願望にぴったりだからだ。
斉藤氏のまとめによれば、刈ると資本主義の特徴は次のとおりだ。
1)オカルト的な神秘主義を基本的な価値観とする。
2)西洋近代文明を否定し、アンチテーゼとしてエコロジーを主張
3)個人を軽視し、全体の調和を重視する
4)情緒的感覚的で、論理的合理的でない
5)バブル崩壊後に急激に増えた
6)社会の指導層に多い
7)「無我の境地」とか「ポジティブシンキング}といった個々人の生活信条が、普遍的な真理として扱われる
8)現世での成功を肯定する
9)ナチズムに似た優生学的傾向
10)学歴や肩書きに権威主義的な傾向
11)民族主義的傾向
多くの会社の社訓や社長の信条は、ほぼこの範囲に収まるものが多い。
京セラの稲盛さんの方程式はこうだ、
人生の結果=考え方×熱意×能力
その会社では、決して強制ではない昼夜をとわない自発的仕事で多くの現職死亡が出ているし、子会社や末端では、派遣労働者たちが、「一体である」はずの会社の範疇からもはずされている。
資本家の哲学は、資本主義の法則に反することはない。
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上橋菜穂子はやっぱりおもしろい
上橋菜穂子さんの物語は本当におもしろい。
獣の奏者『闘蛇』『王獣』の2冊をそれぞれ一晩で読んでしまった。
次が気になって、おもしろくて眠れなかった。
ワンパターンのようでも全部違う。何度読んでもおもしろい。
無人島に持っていくなら、こんな本かな。
獣の奏者『闘蛇』『王獣』の2冊をそれぞれ一晩で読んでしまった。
次が気になって、おもしろくて眠れなかった。
ワンパターンのようでも全部違う。何度読んでもおもしろい。
無人島に持っていくなら、こんな本かな。
posted by kaji at 20:58| Comment(0)
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2010年01月08日
はまってしまう 今野敏
今野敏さんの小説は、読みやすい。
設定自体が奇想天外でも、物語の流れ自体が自然で、気持ちよく読めます。
主人公のキャラクターは、ご本人に似ているのか、どの人も好感が持てます。
結末もおおむねハッピイエンドです。
安心して読めるので、年末から10冊くらい読んでしまいました。
まだしばらく楽しませてくれそうな作家です。
設定自体が奇想天外でも、物語の流れ自体が自然で、気持ちよく読めます。
主人公のキャラクターは、ご本人に似ているのか、どの人も好感が持てます。
結末もおおむねハッピイエンドです。
安心して読めるので、年末から10冊くらい読んでしまいました。
まだしばらく楽しませてくれそうな作家です。
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2009年11月07日
地域のまつりはソーシャルキャピタル
ソーシャルキャピタルは日本語では「社会関係資本」と訳されます。
アメリカの政治学者パットナムの定義では、「特定の相手に対してではなく、誰に対してでも、見返りを期待しないで財やサービスを提供する態度を、量的に捉えた概念」だそうです。
私の理解では、地域の助け合いや、行政サービスなどのことだと思います。
『人口流動の地域再生学』という本では、地産地消や地域通貨などの取り組みも、このソーシャルキャピタルが基盤となって地域の経済が活発化することの一つと言われています。
今日から明日にかけて、丸亀市内の城南コミュニティではふれあいまつりが開かれます。明日には、城西やほかのところでも開かれます。こうしたまつりもソーシャルキャピタルの一つでしょう。
大都市一極集中によって丸亀のような地方都市は衰退の一方です。
これからの丸亀が、中讃地域の地元経済圏を再生するには、道路などの社会資本だけでなく、人間が作り出す社会関係資本がより重要だと言うことが、松谷教授(政策研究大学院)の率いる地方再生研究グループの結論のようです。
「地方経済の振興という課題を突き詰めていけば、集落福祉機能の向上にこそ源流があるのではないか。」というもう一つの結論と合わせ、これから人口減少期を迎える香川県には何ができるのでしょうか。
丸亀で、香川で、どう実践するか、これが私たちの課題です。
アメリカの政治学者パットナムの定義では、「特定の相手に対してではなく、誰に対してでも、見返りを期待しないで財やサービスを提供する態度を、量的に捉えた概念」だそうです。
私の理解では、地域の助け合いや、行政サービスなどのことだと思います。
『人口流動の地域再生学』という本では、地産地消や地域通貨などの取り組みも、このソーシャルキャピタルが基盤となって地域の経済が活発化することの一つと言われています。
今日から明日にかけて、丸亀市内の城南コミュニティではふれあいまつりが開かれます。明日には、城西やほかのところでも開かれます。こうしたまつりもソーシャルキャピタルの一つでしょう。
大都市一極集中によって丸亀のような地方都市は衰退の一方です。
これからの丸亀が、中讃地域の地元経済圏を再生するには、道路などの社会資本だけでなく、人間が作り出す社会関係資本がより重要だと言うことが、松谷教授(政策研究大学院)の率いる地方再生研究グループの結論のようです。
「地方経済の振興という課題を突き詰めていけば、集落福祉機能の向上にこそ源流があるのではないか。」というもう一つの結論と合わせ、これから人口減少期を迎える香川県には何ができるのでしょうか。
丸亀で、香川で、どう実践するか、これが私たちの課題です。
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2009年10月25日
『差別と日本人』を読む
昨日の読書日記で紹介した『スーパークラス』に、もう一つ紹介したかった箇所があります。
カナダのシーグラム社社長のエドガー・プロンフマンの言葉として紹介されています。賃労働と資本の本質に迫る一言です。
「百ドルを百十ドルにするには、努力が必要だ。
1億ドルを1億1千万ドルにするには、なにもしなければよい」
『差別と日本人』は、元自民党幹事長の野中広務と在日朝鮮人女性の闘士辛淑玉という、最も対話が難しいと思われる2人の対談を元に書かれています。
野中さんは被差別部落の出身で、辛さんは在日の女性。
差別された経験と、差別をなくそうとする志は同じでも、考え方も、闘い方も、まさに正反対です。
差別の重みを最も知っていると言う点と、差別との戦いにおいて、家族と血の涙を流しながら、それでも戦いをやめないと言う共通点はあったようです。
差別の本質をついた言葉がありました。
「差別とは、富の配分において格差を設けることがその本質で、その差別を合理化する(自分がおいしい思いをする)ための理由は、実はなんでもいいのだ」
もう一つ、そのとおり、と思った一文
「差別は、それ自体享楽だ」
カナダのシーグラム社社長のエドガー・プロンフマンの言葉として紹介されています。賃労働と資本の本質に迫る一言です。
「百ドルを百十ドルにするには、努力が必要だ。
1億ドルを1億1千万ドルにするには、なにもしなければよい」
『差別と日本人』は、元自民党幹事長の野中広務と在日朝鮮人女性の闘士辛淑玉という、最も対話が難しいと思われる2人の対談を元に書かれています。
野中さんは被差別部落の出身で、辛さんは在日の女性。
差別された経験と、差別をなくそうとする志は同じでも、考え方も、闘い方も、まさに正反対です。
差別の重みを最も知っていると言う点と、差別との戦いにおいて、家族と血の涙を流しながら、それでも戦いをやめないと言う共通点はあったようです。
差別の本質をついた言葉がありました。
「差別とは、富の配分において格差を設けることがその本質で、その差別を合理化する(自分がおいしい思いをする)ための理由は、実はなんでもいいのだ」
もう一つ、そのとおり、と思った一文
「差別は、それ自体享楽だ」
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2009年10月24日
『スーパークラス』
ダボス会議というのは、世界のトップエリートが年1回、スイスの山奥に集まって開かれる意見交換会です。
この会議が世界を動かしている、というのはちょっと違いますが、この会議に参加する資格をもつのは真のトップエリートだけだというのは事実です。
世界を動かすエリートたちの実態に迫ったのが、デビッド・ロスコフの『スーパークラス』(邦題は『超・階級』)です。
一握りの特定の人がすべての歴史の黒幕だと言う陰謀論は間違っているが、トップエリートたちが、共通の経済的利益を守るためには、国籍や人種や宗教を難なく乗り越えると言う本質をついています。
スーパークラスの合言葉は「ワシントンコンセンサス」つまり、新自由主義を全世界に押し付けることが、永続的な彼らの権力と財力の源であるということです。
スーパークラスの利益の蓄積は、その他の圧倒的多数のひとの貧困の蓄積であることも描かれています。
資本主義の権化から見た世界の姿は、140年前にマルクスが指摘した「一方における富の蓄積と、他方の貧困の蓄積」という、資本主義の窮乏化法則が、そのまま正しかったことを裏付けているようです。
この会議が世界を動かしている、というのはちょっと違いますが、この会議に参加する資格をもつのは真のトップエリートだけだというのは事実です。
世界を動かすエリートたちの実態に迫ったのが、デビッド・ロスコフの『スーパークラス』(邦題は『超・階級』)です。
一握りの特定の人がすべての歴史の黒幕だと言う陰謀論は間違っているが、トップエリートたちが、共通の経済的利益を守るためには、国籍や人種や宗教を難なく乗り越えると言う本質をついています。
スーパークラスの合言葉は「ワシントンコンセンサス」つまり、新自由主義を全世界に押し付けることが、永続的な彼らの権力と財力の源であるということです。
スーパークラスの利益の蓄積は、その他の圧倒的多数のひとの貧困の蓄積であることも描かれています。
資本主義の権化から見た世界の姿は、140年前にマルクスが指摘した「一方における富の蓄積と、他方の貧困の蓄積」という、資本主義の窮乏化法則が、そのまま正しかったことを裏付けているようです。
posted by kaji at 19:06| Comment(0)
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2009年07月20日
『フランスの子育てが、日本より10倍楽な理由』
てっきり女性の書いた本かと思ったら、男性の本だった。
それも、一時はフランスでの専業主夫が子育てノイローゼになり、帰国する事ばかりを夢見ていた男性が、実際の体験に基いて出した結論が「10倍楽」というところに、迫力がある。
1つだけ、紹介する。
フランスでは、3歳から学校に入るが、それから大学卒業まで、公立であれば、全て教育費は無料である。
先進国では特に高い出生率の秘密がそんなところにある。
フランスでできる事が、なぜ日本で出来ないのか?
若い世代に是非読んでほしい。
それも、一時はフランスでの専業主夫が子育てノイローゼになり、帰国する事ばかりを夢見ていた男性が、実際の体験に基いて出した結論が「10倍楽」というところに、迫力がある。
1つだけ、紹介する。
フランスでは、3歳から学校に入るが、それから大学卒業まで、公立であれば、全て教育費は無料である。
先進国では特に高い出生率の秘密がそんなところにある。
フランスでできる事が、なぜ日本で出来ないのか?
若い世代に是非読んでほしい。
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『コメ国富論』『官製貧困社会』を読む
丸紅経済研究所所長の柴田明夫さんが書いた『コメ国富論』は、商社の論理とはちょっと違っていた。
リカードとマルサスという大昔の論争は、今も続く自由貿易と保護主義の論争です。リカードは、世界の各国が最も自国で生産性の高い農産物(工業製品でも)を作って自由貿易で交換するのがもっとも世界全体の資源配分を適切に行える、というような、今に至るまでその後世界を支配する理論を展開した。
保護主義は、世界をブロック間の戦争に導く理論として長年省みられなかったが、各国の国民が食糧の自給や環境保護を要求する事は当たり前の権利であって、それよりも多国籍企業の自由が優先するというのは、今ではもう古臭くなっている。
企業の(資本の)無制限の自由と言う、フリードマン的原理主義から、世界の持続的発展のための規制と調整と言う、新しい政治の時代がやってきている。
『官製貧困社会』は、現職の東京都清瀬市議会議員の著作と言うことで、感心させられた。なかなかこうしたまとまった本は書けない。
リカードとマルサスという大昔の論争は、今も続く自由貿易と保護主義の論争です。リカードは、世界の各国が最も自国で生産性の高い農産物(工業製品でも)を作って自由貿易で交換するのがもっとも世界全体の資源配分を適切に行える、というような、今に至るまでその後世界を支配する理論を展開した。
保護主義は、世界をブロック間の戦争に導く理論として長年省みられなかったが、各国の国民が食糧の自給や環境保護を要求する事は当たり前の権利であって、それよりも多国籍企業の自由が優先するというのは、今ではもう古臭くなっている。
企業の(資本の)無制限の自由と言う、フリードマン的原理主義から、世界の持続的発展のための規制と調整と言う、新しい政治の時代がやってきている。
『官製貧困社会』は、現職の東京都清瀬市議会議員の著作と言うことで、感心させられた。なかなかこうしたまとまった本は書けない。
posted by kaji at 10:21| Comment(0)
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2009年06月16日
『「憂国」と「腐敗」』
『「憂国」と「腐敗」』は、別タイトルを「日米防衛利権の構造」としています。
野田峯雄・田中稔両氏の共著です。
守屋事務次官の汚職が氷山の一角であること、田母神氏に象徴される「憂国」的建前の裏でいかに反国民的な犯罪が続けられているかを知ることの出来る本です。
丸亀市の図書館でお読みください。
私は基本的に、本は図書館で借りて読みます。
野田峯雄・田中稔両氏の共著です。
守屋事務次官の汚職が氷山の一角であること、田母神氏に象徴される「憂国」的建前の裏でいかに反国民的な犯罪が続けられているかを知ることの出来る本です。
丸亀市の図書館でお読みください。
私は基本的に、本は図書館で借りて読みます。
posted by kaji at 17:26| Comment(0)
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『9・11テロ疑惑国会追求』
民主党の参議院議員、藤田幸久さんが、自分自身の国会質問を中心に、911事件についてまとめた本が、『9・11テロ疑惑国会追求』
当時、日本は戦争の当事者として関わったのに、その原因になった911事件自体について国会で質問したのは、藤田議員などほんの一握りだけだったようです。
本当に不思議な話ですが、そのようです。
県議会で真正面から知事に疑惑をぶつけるのは、場違いかもしれませんが、国会なら当然正しい情報を要求するべきでしょう。
日本だけでなく、多くの国でもやはり同じで、アメリカ政府の発表を鵜呑みにして、それを根拠に戦争に突っ込んでいったのですから、第2次大戦よりひどいかもしれません。
私が以前に紹介した、ビデオによる疑惑追及とあわせてご覧ください。
http://e-kaji.sblo.jp/article/22589240.html
当時、日本は戦争の当事者として関わったのに、その原因になった911事件自体について国会で質問したのは、藤田議員などほんの一握りだけだったようです。
本当に不思議な話ですが、そのようです。
県議会で真正面から知事に疑惑をぶつけるのは、場違いかもしれませんが、国会なら当然正しい情報を要求するべきでしょう。
日本だけでなく、多くの国でもやはり同じで、アメリカ政府の発表を鵜呑みにして、それを根拠に戦争に突っ込んでいったのですから、第2次大戦よりひどいかもしれません。
私が以前に紹介した、ビデオによる疑惑追及とあわせてご覧ください。
http://e-kaji.sblo.jp/article/22589240.html
posted by kaji at 17:20| Comment(0)
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『残業ゼロ授業料ゼロで豊な国オランダ』
『残業ゼロ授業料ゼロで豊な国オランダ』は、オランダ人と結婚した、リヒテルズ直子さんの書いた本。
インターネットでもオランダ通信というサイトをもっており、
http://www.naokonet.com/
オランダの事情を良く伝えてくれています。
特に教育の問題での記事が多いですが、
社会全体のあり方が、とても面白く、
日本との比較はたいへん興味が惹かれます。
日本人の半分くらいしか頑張っていない(と見える)オランダ人のほうが『豊か』であるのは、政治のせいだと断言できます。
是非ご覧ください。
インターネットでもオランダ通信というサイトをもっており、
http://www.naokonet.com/
オランダの事情を良く伝えてくれています。
特に教育の問題での記事が多いですが、
社会全体のあり方が、とても面白く、
日本との比較はたいへん興味が惹かれます。
日本人の半分くらいしか頑張っていない(と見える)オランダ人のほうが『豊か』であるのは、政治のせいだと断言できます。
是非ご覧ください。
posted by kaji at 17:07| Comment(0)
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2009年06月03日
梶山季之の『族譜』『李朝残照』を読む
梶山季之は、父が朝鮮総督府に勤務していたため、京城(いまのソウル)で生まれ、中学校まで、朝鮮で育ちました。
もちろんその当時は、日本の一部であり、朝鮮の日本人は、一種の特権階級であったようです。
朝鮮は1910年に日本に併合され、日本の一部になりました。それ以後、植民地朝鮮に、日本の国がどんなことをしてきたのかを知ることは、韓流ドラマファンの私には、最低限の予備知識、もしくは礼儀のように思っています。
先日読んだ『閔妃暗殺(みんぴあんさつ)』のようなドキュメンタリー調のものはもちろんいいですが、梶山李之(かじやまとしゆき)のような小説も、当時の人間の息づかいが感じられて、とてもよく理解できました。
北朝鮮の拉致問題などを議論するときにも、両方の国の歴史をきちんと知っていなければ、和解も理解もできないでしょう。
植民地化とはどんなことなのか、民族の文化を踏みにじることが、どれほどひどいことなのか、加害者と被害者の心を両方描いた小説を、是非読まれることをお勧めします。
もちろんその当時は、日本の一部であり、朝鮮の日本人は、一種の特権階級であったようです。
朝鮮は1910年に日本に併合され、日本の一部になりました。それ以後、植民地朝鮮に、日本の国がどんなことをしてきたのかを知ることは、韓流ドラマファンの私には、最低限の予備知識、もしくは礼儀のように思っています。
先日読んだ『閔妃暗殺(みんぴあんさつ)』のようなドキュメンタリー調のものはもちろんいいですが、梶山李之(かじやまとしゆき)のような小説も、当時の人間の息づかいが感じられて、とてもよく理解できました。
北朝鮮の拉致問題などを議論するときにも、両方の国の歴史をきちんと知っていなければ、和解も理解もできないでしょう。
植民地化とはどんなことなのか、民族の文化を踏みにじることが、どれほどひどいことなのか、加害者と被害者の心を両方描いた小説を、是非読まれることをお勧めします。
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